広告批評という雑誌があったことを皆さん覚えているでしょうか?

広告会社に勤めていたり、事業会社で宣伝部にいたり、それに関連する仕事に携わっていた方であれば一度は手に取ったことがある雑誌だと思いますが、マドラ出版から1979年に発行され、2009年4月号をもって休刊に至るという歴史がある雑誌です。

私自身は昔からテレビCMやグラフィック広告が好きだったというのもあって、大学の図書館に所蔵されている当雑誌を読んでいました。その後縁あって広告会社に就職した後は業務に必要な知識や知見を身にけるために読んでいたという、結構真面目な読者であったと思います。

年を経て2022年も年の瀬12月に、フリマアプリの「メルカリ」を何気なく眺めていた時、広告批評を、それも1989年の号から売りに出されているのを発見しました。資料価値が高いと判断し、出品されている雑誌全てを売ってほしいと出品者交渉。合計90冊近くを譲っていただくことになりました。出品者のお父様が広告会社を経営されていたとのことで、なるほど!と感心したのちに、これだけの資料をよくぞ今まで保管して頂きましたと感謝の念が絶えない想いです。

手元に届いた本誌を読めば読むほどに、1980年代、1990年代の社会の様子を垣間見られるようでとても刺激があるのですが、現在の私というフィルターを通し、改めて読み返したものを文章に再構成することで、新たな気づきが得られるのでは?と考えたこともあって、『広告批評を読む』というシリーズを立ち上げるに至りました。あわよくば、広告批評が復刊してほしいという想いもあります。

全てのバックナンバーが揃っている訳ではないので、年代ごとに綺麗に整理できる訳ではないことはご了承ください。

それでは、一緒にタイムマシンに乗ったつもりで過去の日本の消費社会を見ていきましょう!!!

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