直線道路

子どもが小さいとよく自転車に乗る。そろそろ後ろにチャイルドシートを付け替える必要があるのだが、まだ対応できずにいる。息子よ、申し訳ない。

息子は小さいとはいえ、体重にして10数キロだろう。それなりに重いし、安全面からいってもスピードは出さない。

わたしの居住エリアは何気に坂が多くて、非電動であるわたしのオールドスタイルの自転車では息を切らせながら漕がざるを得ない。だから、坂道は自転車を降りゆっくりと押して登ることが多くなった。

ふと、思ったのだが、昔は坂道を立ち漕ぎして登っていた。

どうしてあんなに無理をしながら、急いでいたのだろうかとも思った。

坂道はどうしたって重力に逆らうので平地よりも大きな力で漕がなければならない。それに、子どもを乗せる自転車は安定感を増すためにタイヤが小さくされているので、進みも遅い。

坂道を登るときは自転車を降りて歩いて登ればいいじゃない。

ここでいきなり人生訓みたいな話になってなんだが、街中の坂道のように人生においても明らかに辛い場面において、無理に立ち漕ぎしてヨロヨロしながらゼーゼー息を切らすくらいなら、自転車を降りてゆっくり周りの景色でも見ながら登ればいいのではないか。

自転車操業という言葉がある。

「自転車操業」とは、借金の返済のために新たな借金を繰り返す、経営が苦しい状態のこと。自転車がペダルをこぎ続けないと倒れてしまうように、新たな資金調達を絶えず行わないと破綻してしまう危険な状態を指します。企業だけでなく、個人事業主や家計でもこの状態は起こり得ます。
Google AIの回答より

決して良い意味では用いられない慣用句。これも結局ずっと自転車に乗っているから転ぶわけであって、少し降りて歩くのであれば自転車操業も悪くないように思えないだろうか。車輪の動力を使えば歩くよりは早いのだから、一時的に降りたとしてもそれは後で取り返せるだろう。

そう考えれば、自転車操業も悪くない。

子どもとの生活は、本当にいろいろなことに気づかせてくれる。ありがとう。