早稲田大学

家にあるプラスチックごみが少ない。これはとても良い傾向だ。それはつまり、スーパーやコンビニで惣菜や弁当などを買っていないということ、自炊をしているということなのだ。最近は家でクッキーを焼くことが楽しい。自分で作るクッキーが一番旨いと思う。

さて、いま話題のTBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』をわたしも楽しく観ている。

https://www.tbs.co.jp/antaga_tbs

竹内涼真が演じる海老原勝男の発言「コンビニ弁当は味が濃すぎるんだよなぁ」など所々に共感してしまうシーンが多々あり、あぁわたしにも勝男っぽさがあったのかなと少し肌が粟立つのだ。

海老原勝男は大手メーカーに勤めている。端正な顔立ち、父親は家業を営んでおり実家も太い。総じて彼は恵まれている。きっと、誰も彼を”弱者男性”とは思わないだろう。しかし、彼は彼なりの生きづらさを抱えているようにも見える。殊更に彼のツラさを主張すれば、世間からは非難を浴びてしまうかもしれない。早稲田大学の早稲田祭で「弱男祭り2025」というイベントが開催前から大炎上した。「早稲田生が“弱者”を名乗るな」という主張がたくさんあったらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/56f5d13ba5cbe5ceb90eda42d5f1b5f80e03cb22

世の中には、わたしが知らないだけで不幸な方というのはごまんといらっしゃる。確かに、そのような方々からすれば早稲田大学に通う男性は弱者とは認め難いのかもしれない。ただこれは、結局叩きやすい人を叩きのめしているようにしか見えない。

海老原勝男が現代の価値観に自らを調整してもがくように、早稲田に通いつつも何らか苦しい心を抱えているように、もはや「◯◯だから」(あいつは大企業に勤めているから、あいつは高学歴だから)といった、それこそ何らか偏った価値観に囚われていることこそ、自らの言動や行動を見直す必要があるのかもしれない。

だからと言って、手を差し伸べる必要がある人を放っておいていいことにはならない。早稲田に通う男性たちも、そこから少し離れた東横キッズと呼ばれる人たちも、どちらも同じだけ手を差し伸べる必要がある。

最後に自分の仕事に引き付けてしまって恐縮だが、本は誰にでも開かれた道具である。どちらにも届くような本を作っていきたいと思う。

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